急な道路工事

道路

バスは一般道を走っていますので、予期せぬアクシデントに見舞われることがあります。
道路工事や事故が代表的なことになりますが、コインパーキングや商業施設に入る車が道路にあふれるケースは休日にはよく出くわします。
道路工事も交通量が多い箇所で行われると大渋滞となり、大きく遅延することに。
バスの運行に影響が出るような工事に関しては実施者から事前連絡が来ることがほとんどで、営業所内に掲示されていたり、運行前の点呼で連絡事項として伝えられます。そのため、あらかじめ気持ちの準備ができますが、緊急の工事の場合は無線連絡が入ることがありますが、大抵の場合は現場に行って知ることになります。
この場合の気持ちの落ち込みは言うまでもありません。“どれだけ遅れるかな?” “次の運行に間に合うかな?” “お客さんキレないかな”などなど頭によぎります。

レアケースとして、運行中に無線連絡が入り「その先の道路が通行止めになっているので、路線を○○へ変更して運行継続」ということがありました。
車内アナウンスで事情説明して運行継続するわけですが、「◇◇で降りるつもりだったけど、どこが近い?」や「(目的地は先だけど)ここで降ります」など困惑される方もありました。 バスが運行途中で路線を変更するのはかなりレアケースですが、緊急の道路工事や大きな事故の場合はやむを得ないことですね。

ちなみに、イレギュラーが発生したときに運転士として重要なのが、焦らずにひとつづつ進めていくことです。上記の場合では、無線連絡が入ると・・
1 状況と変更路線をしっかりと確認。安全な場所に停車するのがベスト。
2 車内アナウンスで状況、路線変更の説明。
3 個別問い合わせのある乗客への対応。
 すべて済んでから運行を再開します。道路工事などはバスに責任がなく仕方のない事と、割り切って安全運転に集中します。

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