これから、バス運転士に転職を考えている人には厳しい現実になりますが、この仕事は体力勝負の仕事になります。
法律で1日16時間勤務まで、次の勤務まで8時間以上空けること。となっています。例えば6:00~20:30の勤務があったとします。次の日は8時間後の4:31から勤務OKということになります。他業種でもそうですが、実際に終わるのは20:50よりは少し遅くなりますし、時間ギリギリに出勤する人はあまりいないと思います。この場合、通勤や入浴・食事などを考慮すると睡眠時間は5時間前後となります。
毎日が次の勤務まで時間がないわけではありませんが、13~14時間勤務は特別なことではなく通常シフトに組まれていますので連続することもあります。
また、バス業界は慢性的な運転士不足で休日出勤で補っているという実情もありますので、連続勤務も珍しくありません。法律上は13日まで連続勤務が可能。
私は13日連続はありませんが、11日連続勤務は経験あります。法律上問題なくても、個人的にはこれで安全運転が維持できるのか?と疑問を持っていますが、業界では普通のことです。話は逸れますが、ニュースでバスの事故が取り上げられたときは、報道内容がどうであれ過剰勤務が背景にあると思います。体調に関しては個人差もあり、平気なひとも多くいらっしゃいます。休日出勤手当が出ますので、希望して休日出勤を増やすツワモノも。
バス運転士の勤務は過酷
