これは何かというと、ここ3日間の私の睡眠時間です。
帰宅して4時間睡眠で出勤、仮眠1時間。帰宅3時間半の睡眠時間で出勤、仮眠1時間半。そして帰宅後5時間睡眠で出勤しています。この3日間を含めて10日連続勤務予定で休みも取りにくい状況が続いています。
バス業界は人手不足が深刻で、ダイヤを維持するのも難しくなってきているのが主な原因です。
これで安全運転が維持できるのか?と、個人的には考えますが、このような状況は数年前から人手不足が深刻になり起っています。元々、長時間勤務の業界なので、法律上1日最大で16時間まで勤務が可能で、次の勤務まで8時間空ければ良いということも睡眠不足になる理由です。
こういった激務を嫌がって退職する人が後を絶たず、状況は悪化の一途。“バス運転士募集”のポスターが常に出ているのはこうした背景もあります。
ベテランさんに聞くと、短い睡眠時間でも平気な人、隙間時間でもすぐに寝られる人でないと長く続けられないとのこと。プライベートの時間も無い仕事では家庭を顧みることもできず、退職する人が多くなるのは無理はないことですね。
2024年4月から「11時間が望ましく最低9時間は空けること」にルールが変更されます。実際はほぼ9時間で、11時間空ける日もあるということになるのは容易に想像できますが、わずか1時間とはいえ大きな前進です。
安全な公共交通を守るためにも、大きな改革が望まれます。
4時間、1時間、3.5時間、1.5時間、5時間
