季節の変わり目の車内温度

車内

バス車内の温度管理も運転士の仕事です。といっても冷暖房のスイッチON/OFFだけで乗用車と変わりはありませんが。

夏冬といったはっきりとした季節であれば悩むことはないのですが、今の時期は朝は寒くて日中は暖かい日があります。バスは窓が大きく陽射しが強いとビニールハウスの要領で車内温度が上がりやすくなります。そのため、暖房を入れたほうが良いのか悩む時が多くなります。
特に運転席は温度が上がりやすいので判断を悩ませることに。終点で車内確認をするのですが、窓が開いていると暑かったのかな?と思ってしまいます。感覚は人それぞれなので“正解温度”というものはありませんが、少し気になります。
私の経験上、極端に暑い寒いでなければ苦情を言われたことはないので、微妙な時期は神経質にならなくても大丈夫かなと考えています。
あるベテランの人の考えでは迷ったら涼しい程度にしているそうです。理由は、暖かくなると気分が悪くなる確率があがるからだそうです。それを聞いて私自身も満員電車で頭がボーっとしたことは2度や3度ではないので納得の意見でした。

なぜ、ここまで空調に気を配るのか?会社に苦情を言ってくる人がそれなりにいるからです。会社として基準を設ければ安定するのですが、バスによって性能は様々なので統一は無理です。
バスも車です。乗用車と空調の仕組みは、それほど変わりません。また、頻繁にドアを開け閉めするので温度を一定に保つことは困難でもありますので多くを求めないで欲しいものです。

安全運転は当然としても、微妙な車内温度にも配慮しなければならない?バス運転士。いやぁ~気疲れしますよ。。

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