バス運転士は、長時間にわたり車内外に神経を使うので何か“息抜き”を適度に入れていかないと疲弊してしまいます。時間に制約がありますのでタバコ、コーヒー、スマホを見る・・といったことが多いでしょうか。少し時間に余裕があれば、お気に入り飲食店に行く人、近くの公園を散歩する人もあります。
私はというと、車内で音楽を聴きながらお菓子を食べることが多いですね。少しの時間ですがホッとする大切な時間です。
また、バスは対面のためでしょうか、降車時に「ありがとう(ございました)」と言われることが多く(地域にもよる?)、この一言が気持ちを和ませてくれます。なかにはとても丁寧にお礼を言われる人もあり、私の方が恐縮してしまうほどです。
長時間勤務で睡眠不足、運転士不足から連続出勤、間に合うハズもないダイヤ、ルール無用の一般車、カスタマーハラスメント・・などなど労働環境はお世辞にも良いとは言えないバス運転士ですが、「ありがとう」の一言が心に染みます。この一言で追い詰められたような緊張感から解放され、ハッと我に返ることもあります。
息抜きは人それぞれですが、安全面、健康面からも“何か”を見つけることの大切さを痛感します。
「ありがとう」は癒しの言葉
