バス、鉄道のダイヤ改正が多い3月・4月。
今年はおそらく多くのバス会社で、大きく減便が実施されていることでしょう。
これは、運転士不足に加え4月から実施される働き方改革関連法(改正労働基準法)による労働時間の制限が厳しくなることによるものが大きいです。
特に翌日の勤務までの休息時間が、これまで最低8時間だったものが9時間に延長される点が最も影響が大きいポイントになりそうです。わずか1時間の違いですが、単純に1時間分のダイヤを別の運転士に運行させる必要が出てくることになるからです。
以下、私の会社の話です。
例年4月1日にダイヤ改正が行われます。
今年の内容はココ数年と同様に減便が主体となっています。利用人数が少ない路線や時間帯で大幅に減便が行われています。また、営業休止となった路線もあります。
コロナ禍を境に利用者が激減した路線や、すぐ近くにある複数の路線を統合したり、夜遅い便数を減らすといったのが主な内容です。反対に利用者が多い路線は増便していますので、経営効率化ですね。
ただ、行政の絡みもあって意思決定が自由に行えないこともあります。例えば、どう考えても廃止(休止)になると思うような路線でもシンプルに利益を追うことができず、補助金が出ているとはいえ赤字はバス会社持ち・・と公共交通とは理不尽な業界だなと
改めて感じてしまいます。
今後、公共交通をどう維持していくのか?バス会社だけでなく行政も交えた先送りできない課題です。
ちなみにですが、今のところ休日出勤が減っている感じはありません。先月までと変わらず出勤要請(命令?)が出ています。
ダイヤ改正 2024
