勤務

バスの運転は、事故と紙一重。一瞬の気のゆるみが事故に繋がりかねません。そのため、常に緊張感をもって乗務することが求められます。

バス運転士の休憩中は、とてもリラックスしていて年齢に関係なく和やかな雰囲気です。休憩室は会話が弾み、ときには過激な内容もありリラックスし過ぎ！？かも。

バス運転士不足は深刻な問題で、このままでは地域住民の足が維持できなくなる恐れも。労働環境の改善が必要でしょう。バス運転士になろうとお考えならハードな仕事であることを覚悟しておく必要があります。

公共交通を担うバス運転士ですが、その勤務実態は過酷なものがあります。外から見ていると、ゆったり走っているようですが内情は随分と違います。安全運転が当然なのですが、この勤務では疑問を抱かざるを得ません。

バス運転士は出発前に車両点検をします。運行に支障がでるような不具合がないかを確認するわけですが、見落とすと事故につながりかねない重要な内容です。日頃、自家用車を自分でメンテナンスしていないと難しく感じるかもしれません。

バス運転士は安全運転が必須ですが、安全運転ゆえに遅延を誘発してしまうこともあります。遅延の主な理由は交通事情です。これはバスにどうこうできることでは無いので、気持ちを切り替えて運行していくメンタル面が求められる仕事です。

バス運転士にも社内研修があって、安全に対する意識や技術の向上を目的に実施されます。日常業務の再確認だけでなく、一般道では体験できないこともする場合があります。

バス運転士は長時間勤務になることもあり、途中で仮眠をとることができます。少し眠るだけでも頭がスッキリするので睡眠はとても大事。

夏の運転席は、まるでビニールハウスの中。大きな窓からは常に強い陽射しが差し込み、エアコンをつけていても効いていないように感じるほど。じわじわと体力が奪われますので、体調を崩す人もしばしば。涼しいバスの中で運転・・と思われているなら、裏切られますよ～

緊急事態宣言で出歩く人は少なく、バス利用者は激減。それでもダイヤ通りに運行しなければならない公共交通の矛盾