運転士にプレッシャーをかける人

乗客

バスにはいろんな人が乗車されますが、なかには安全運転の妨げになりかねない行為をする人もあります。
私の体験として一例を挙げると、朝早い便に乗車された30~40代と見受ける女性で車内は空いていたのですが、運転席のすぐ後ろ付近で立っていました。好んで座らない人もいらっしゃいますので気にしなかったのですが、少し経つと「はぁ~」と大きなため息。1分ほどして「はぁ~はぁ~」と車内中に聞こえるような大きなため息をして足踏みでバタバタと音を立てています。ミラー越しに見ると、すぐ後ろの女性と目が合いました。私を睨み付けていました。
「早く行け」との圧力だと気づきます。急いでいる?のでしょうか、この種の圧力は多いですね。自身のイライラをぶつけている様ですが、バスはタクシーとは違います(タクシーが応じて飛ばすかどうかはわかりませんが)し、そもそも少し速度を上げたところで時間はいくらも変わりませんし、事故リスクが上がるだけでメリットがありません。事故になれば、乗客も少なくとも後続バスが来るまでは待たされるわけでロクなことがありません。
その後もため息、足踏み、舌打ちなどで執拗に圧力をかけていましたが、私は無視していました。
終点(駅)の降車場のずっと手前からICカードをパネルにコツコツ当てて“急げサイン”を出しながらドア付近に立っています。この位置はドアの開閉で危険なので立ち入り禁止です。いつもは「危ないので下がってください」と促すのですが、私が何か言葉を発すると反応は予想できますので放置、ドア開けるときに「ドア開きますので気をつけてください」と発してドアを開けるとダッシュで駅へ向かっていきました。
その人の乗車時間は約10分で終点の駅には定刻の1分遅れで到着でした。 こういった無言の圧力は割とありますので、嫌になって退職した人が何人もいます。
バス運転士にもカスタマーハラスメントがあることは予めご承知おきください。

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