少しずつ前に移動する人

乗客

バスが動いているときは、少なからず揺れがあります。信号などで減速すると前方へ倒れそうになりますし、反対に動き出すときは後ろへ倒れそうになります。慣性の法則ですね。
そのためバス運転士は発車・停車時は神経を使う場面でもあります。
日中や休日などの空いている時間に見られるのが、信号で停車するたびに少しずつ前へ移動する人がいらっしゃいます。私の感覚では年配の方が多いのですが、次のバス停で降りるのかな?と見ていると少し前の席で座ります。次に赤信号で止まると、また少し前の席へ・・と移動を繰り返すので気になります。バス停で停車中は問題ないのですが、走行中はもちろん信号待ちでも変わるタイミングがわからないので移動されると非常に危険です。
なぜ少しずつ前に移動するのか疑問に思っていたのですが、ベテランさんいわく「早く降りるため」らしいです。もしそのとおりだとすれば、それでどれほど時間を短縮できるのか・・私には理解しがたい行動で?????です。とはいえ事実、前へ前へ移動する方は多く見かけるので運行中は頻繁に後ろを確認する必要があります。
もし、走行中に転んだ場合は”事故”になる場合があります。
車外、車内ともに“事故”を避けなければならないバス運転士の仕事は精神的な負担も大きく感じます。

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