バス運転士の仕事は、14時間前後の長時間になる日もあります。ずっと運転しているわけではなく、3~4時間位の休憩時間が含まれます。4時間まとめての場合もあれば、1時間が2回と2時間が1回といった具合に分割になることもあります。これは運行表の組み方で変わってきますので会社や営業所でも傾向はあるようです。
そのため営業所内には仮眠室が設けられていて、休憩時間は自由に利用できるようになっています。
数時間の休憩時間で仮眠する人は多く、私の会社ではホテルの一室のような豪華なものではありませんが(広い和室に雑魚寝、簡易ベッドなど)、寝具は用意されています。
長時間勤務が多いバス運転士にとって睡眠時間の確保は必要不可欠、むしろ仕事の一部といっても過言ではありません。運行中に眠気に襲われると危険なことは言うまでもなく、自身の健康管理のためにも睡眠時間を確保しなければ持ちません。
とはいえ、45分休憩があるからサッと寝よう・・といっても寝付けない人もあります。私もそうでした。はじめのころは、休憩室でテレビを観たり、本を読んだりしていましたが、バテてしまったことがあって以降は眠れなくとも横になる習慣をつけていくと、次第に眠れるようになっていったものです。熟睡は無理でも少し眠ると頭が冴えてスッキリしてきます。
限られた時間内で上手に睡眠を取る・・バス運転士には必要な要素ですね。
営業所内には仮眠室あります
