バスの車内外ミラーの役割

車両

バスの車内外にはたくさんのミラーが設置されています。
それぞれに目的があって、死角がたくさんあるバスを安全に運転するには大切なものばかり。各ミラーの役割を紹介します。

まず、バス外側の左前に3つミラーがあります。上下に並ぶ四角い大小の上が広角ミラー、大きい方がサイドミラーです。広角ミラーはサイドミラーでは見えない左横の死角を確認するためのもので、左折時には非常に重要で無いと安全確認ができません。サイドミラーは乗用車のドアミラーと同じ目的で利用します。上下に長いのは運転席が高く車体が長いので死角を減らすためです。
3つ目はアンダーミラー。バスのすぐ前を見るためのものです。運転席が高く真下は死角になるため発車時に確認します。
右前には、サイドミラーだけの場合が多いですが、アンダーミラーが付いているバスもあります。使用目的は左側と同じです。

車内に移動して、運転席周辺にもミラーがたくさんあります。

①車内ミラー。車内を広く見るためで乗客の安全確認をします。
②車内ミラー補助。運転席すぐ後ろは①では死角になるので補助ミラーで確認します。
③後部扉乗降確認用。後ろドアの上に乗降を確認するミラーがあります。それを見るためのもの。
他にも画像には写っていませんが、前ドアの上に乗降確認用があって、ドア周囲を見ることができます。最近のバスはノンステップになってきているので、運転席から直に見えるので利用頻度は低いですね。

大きなバスは死角が多く安全運転にも気を遣いますが、上記のとおり車内(乗客)確認も同じく注意を払わなければなりません。一見、のんびり運行しているように見えるバスですが、たくさんのミラーには相応の意味があるわけです。

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