バス車内も友達同士で出かける子供たちや、おじいちゃん・おばあちゃんも一緒に3世代で出かける家族も見かけます。
普段とは違う雰囲気に夏休みを感じますね。
この状況での“バス運転士あるある”です。
グループで乗車の小中学生に多いのがバスの乗り方がわからないケース。乗ったことがない子もいるので仕方のないことです。降りるときに「いくらですか?」と聞かれ運賃を答えると財布から小銭を出しはじめます。ピッタリある場合もあれば、両替をする子もあります。両替の仕方の説明は必須。数人のグループで順番に繰り返されると、結構な時間がかかってしまいますので、他の降りられる方に先に降りてもらうように促して、全員が払い終わるまで待ちます。中には「コレ(ICカード)使えますか?」「チャージできますか?」と聞く子もあり、その場で処理をします。
*ICカードは利用不可のものもあります。
バスの乗り方を知らない様子だと、「あらかじめ小銭を用意しておいてね」「乗るときに整理券取ってね」などのレクチャーも交えつつ対応しています。
乗っている方の中には「早くしろ!」的な態度をされる方も見かけますが、個人的には子供たちの社会勉強のひとつと考えていますので、社会のルールといえば大袈裟ですが、そういったことを教えていくのも大人の役目と受け止めています。
小さい子供たちはバスが好きな子が多いようで、車内ではしゃいでいる子も時々見かけます。車内で動きまわる子には「危ないから座っててね」と直接言うこともあります。親の言うことは聞かなくても、バス運転士から言われると効果抜群のようでおとなしくしてくれることが多いですね。
運賃の支払いを自分がする、とゴネるのもお決まりの光景。親としては他の乗客もあるのでさっさと支払いたいと考えているのがよくわかりますので、私の方から「ここにお金入れてね」「ここにピッてしてね」と子供に言います。
子供が払いたがることは、おそらく多くの方が承知のことでしょう。親とくらべて少し時間がかかりますが、わずかな時間です。時間かかるということで、子供にさせない運転士もいますが、気持ちの余裕を持ってもらいたいなと願うばかりです。
私の個人的な意見も入っていますが、もし乗られたバスが上記のような場面に遭遇しても寛大な心で見守っていただけると幸いです。
夏休みですね
